人口減少に伴い、代々続いてきた家業をやめる決断をされる方が増えてきているように感じます。
「経済指標は好調なのに、一人ひとりは豊かさを実感できない。」という現状があり、大きな課題になっています。今後の地域経済で重要なことは、地域の力と地域産業の多様化です。

岐阜もまた地域力を生かして、観光産業をはじめ多様な地域産業を構築していかねばなりません。
地域の魅力を見つめなおし主要産業を育成することにより、若者の職場が生まれ、まちに活力が戻ってきます。

急速に社会や産業構造の変化が進んでいる今、我々を取り巻く環境も変わりつつあります。
そうした状況にあっても、暮らしや地域経済にとって、文化は重要な存在です。

地域には、世界に発信できうる伝統的な文化資源がたくさんあり、それらは人を惹きつける大きな魅力です。
揖斐郡においても西国三十三番満願霊場である谷汲山華厳寺をはじめ、両界山横蔵寺、徳山ダムなど数々の観光資源が散在しています。

世界的にも日本の文化が注目される中、県としても積極的にバックアップすることで、既存の文化資源にさらに磨きをかけ、伝統的な文化と新たなコンテンツを経済に結び付けて、この地域を強くアピールします。